第14回 開催報告書

科学へジャンプ・イン・北陸2025 報告書

令和7年11月16日(日) 9:30〜15:30 富山県立大学

開催概要

日程
令和7年11月16日(日) 9:30〜15:30
会場
富山県立大学(富山県射水市黒河5180)
対象
視覚障害のある小中高生で科学に興味を持ち、当日のイベントに参加可能な北陸地区の児童・生徒と児童・生徒の兄弟および視覚障害のある社会人
主催
科学へジャンプ・イン・北陸実行委員会
後援
全国盲学校校長会

参加人数

参加児童・生徒
6名 (小学生3名、高校生3名)
保護者・付添人
6名
スタッフ
30名
見学者
1名

目的

  1. 触れて学ぶ科学の体験・実習プログラムを通して、視覚障害者の科学理解増進を図る。
  2. 実行委員を形成することで、地域で核となる人とのネットワークを構築する。

プログラム

9:30〜10:00 受付
10:00〜10:20 開会式
10:30〜12:00 ワークショップⅠ
  • 触って、動かして、想像して、話し合って科学を楽しもう!
12:00〜13:25 お昼休み 体験・展示
  • VoiceOver、BeMyEyes、NaviLens等の体験
13:30〜15:00 ワークショップⅡ・Ⅲ
  • ハートをつかもう
  • Wikki Stixを使って図を描こう!
  • 保護者向け企画:体験談の講演、意見交換会
15:10〜15:30 閉会式

ワークショップ内容(全3種類)

触って、動かして、想像して、話し合って科学を楽しもう!

講師工藤良次・太田里菜(ケージーエス株式会社)/林康二・守井清吾(株式会社インテック)

イラスト(触知図)や触れるアニメーションを用い、人とどこまでイメージを共有できるかの体験学習。イメージを共有する、言語化する、とはどういうことかを体験する。このワークショップを通じて改めてこれからの勉強・学びと「言葉」の効果について大切さを理解する。自分のイメージを言葉やカードに残し、学んだものを「自分の形」にする。

ハートをつかもう

講師武井洋子(筑波大学附属視覚特別支援学校)

実物のニワトリとブタの心臓を観察(触察)を通して、巧妙な心臓のつくりと働きについて理解を深める。

Wikki Stixを使って図を描こう!

講師高木昇・富山県立大学学生(富山県立大学)

Wikki Stixは、子供の創造性と学習を同時に促す、安全で繰り返し使える粘着性のある紐のおもちゃです。このワークショップではWikki Stixを使って、生徒がゲーム感覚で自ら触図を描いて、触図の必要性や楽しさを体験学習します。

体験・展示

昼休みに、視覚障害者ITサポートとやま、ネットワークアシストたかおかのスタッフによるVoiceOver体験、ナビレンス体験、SeeingAI等の体験を行う。

保護者向け企画

午前は、自由に実施したワークショップの見学を実施した。午後は、ブログ「見えなくても使えるiPhone」の管理者 品川博之氏と株式会社インテック 林康二氏を講師に迎え、子供たちの生活面や学業・就業をテーマとして意見交換が行われた。

感想

生徒の感想

  • 三年間、毎年、楽しい実験や、こうざをしていただきありがとうございました。今年は、午前中は、絵を描いて想像力を広げたり、点字や凹凸をさわるのがとても楽しく、指しただけで、どういう部分か伝えてくれるので、とても楽しかったです。午後のハートをつかもうでは、初めて鳥、ブタの心ぞうをさわり、とても、初めはていこうがあったのですが、慣れてくると、さわれるようになり、心ぞうには、いろんな所など、一つ一つが大切な所なもの、ことがあることを初めて知れて良かったです。
  • Wikki Stixを使って車の図を書いたのが楽しかったです。四角とか丸の形を作るのが楽しかった。特に四角の角を作るのはむずかしかった。
  • 午前のワークショップ、映像がさわれてビックリした。新しい体験ができてうれしかった。午後のワークショップ、さわりごごちが、意外とだん力があった。

保護者の感想

  • とても楽しいイベントでした。今日の体験が児童、学生の今後につながると思います。「保護者との意見交換会」はとても貴重な場です。実りある1日でした。
  • 午後の保護者と企業の意見交換会はとても有意義でした。将来の働くということのイメージが現実的にみえた気がしました。ただインテックの方々もこのイベントに力を入れてやって頂き、視覚障碍者雇用ということも少しは考えておられるというのはありがたい話でした。また続けていただけたらと思います。
  • 内容的には難しそうだなと思いましたが、普段触ったことがない機材などを触ることができて、貴重な体験になったと思います。石川の生徒さんと交流することができてよかったです。貴重な体験をありがとうございました。
  • 午前のワークでは、目が見えない、触れられないものをイメージする様子や、子どもの活動を近くで見ることができ、良い体験となりました。
  • インテックの話を聞き、障害者雇用について色々と考えることができました。はまおかさんの話は、心に響くものが多かったです。これからも情報収集して、子どもに色々な体験をしていく中で、学んでもらえるようにしたいです。ありがとうございました。

スタッフ・見学者の感想

  • 午前中の触地図は全員参加のはじめての?試みだったが、思いきって作品づくり楽しそうでした。想ぞう力すばらしい。午後は心ぞうをさわるという体験に関して、子どもたちの「わくわくどきどき感」が伝わってきた。またWikki Stixを使っての作品づくりも大変といいながら子どもたちの笑顔につつまれていた。昼はドラムの音を仲良く共有していた。最後に、「科学はまほう」良い言葉ですね!
  • 非常に良いプログラムと感じました。せっかく良いイベントなのでもっと多くの人に参加してもらえるように我々も協力させていただきたいと再認識しました。
  • 科学へジャンプにはじめて参加させていただきました。見ること、聞くこと、全てが新しくとても勉強になりました。特に、アナログなツールもデジタルなツールもどちらも重要なことがよく分かりました。科学を学ぶということはもちろんですが、それ以上に生徒さん同士、保護者の方同士、また企業や大学関係者とのコミュニケーションの場として大事な場になっていると、感じました。多くの人が関わっていることに感銘を受けました。

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